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木を植えること 材料検査4
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スギとヒノキ。
建築材料として、戦後多く植林された木たち。
今その多くが成長して伐採の時期を迎えている、というのは
よく聞かれること。

ただ、スギやヒノキなど偏った樹木を植え続けると
山の栄養が偏っちゃうらしい。
畑で同じ作物植えていると土の栄養がかたよっちゃうのと似ている。
江戸時代までは、木を植林して育て、伐採したあとは
いったんモトのバランスにもどすため
違う樹木(ブナ、カエデなど)を植えていたらしい、とのこと。
昔のひとは山の木を生活に必要なだけ
持続的に得られるように考えていたんだな。
なければ輸入、なんてできない時代だったしね。
でも今は、そのようなことはしていない、らしい…。
なんだかさびしいな。
花粉ができにくいスギというものができたので
木を伐採したら、今度は低花粉スギを植えていくんでしょう。
でもそれは、40年後ぐらいまでしか考えていないことで
100年後、200年後のことを考えたらそれでいいのかしら。

孫のころには植えた山の木がちゃんと
循環できる社会ができたらいいな。
孫の孫のころにも、国産の木の家を建てる環境があればいいな。

と、山をみながらおもってみたり。
by onbuusagi | 2009-02-12 15:44 | 家づくり
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